鼻炎対策ブログ(仮)


by touyokosennouta
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カテゴリ:映画( 3 )

14歳

最近mixiをはじめました。でもちょっと重い話題なのでこっちのブログで。

この間、『14歳』という映画を見ました。
簡単に物語を説明すると、14歳=中学生が様々な事件を起こし、教師がそれにどう向き合っていくか、というもの。
ただ、そこに存在する中学生がいかにも象徴的で、事件を起こすときは、己のこぶしではなく、彫刻刀やらカッターやらペンチやら何らかの道具を持っているということ、そして友達を友達と思っておらず、自分の世界に孤立していること、自分の敵はどんな手段を使っても排除しようとすることなどがあげられる。
大人も大人で、子供と上っ面でしか向き合っていない。
最後には、向き合う術を見いだすのだが・・・、というもの。

おそらく(根拠はない、というか根拠を調べるのがめんどいから調べてないだけだけど)、10年位前は14歳という年代はそれほど注目をあびていなかったのではないか。ドラマとかも若くても高校ぐらいを舞台にしたものが多く、中学生はきんぱちくらいだったのではなかろうか。
それが最近だと、少年犯罪の若年化が叫ばれるようになってか、『14才の母』とか『わたしたちの教科書』とか、中学生という不安定な時期のありかたを描いたドラマが増えているように思える(中学生が不安定というのも一般的に言われているけど、個人的には高校時代のほうが精神的に不安定だった気がするので、この言葉はあまり納得が出来ていないのだが)。

14歳は、あまりに無力で、表現の手段に乏しい。
14歳は、人との距離感が気になってくる。
14歳は、守られていることに抵抗と安心を感じる。

おそらくそんな年。
10年前の自分ってそんなだったようなそうでもないような。

学教の人とかに見てもらいたいような、見てもらいたくないような、そんな映画。

結局大人に出来るのは、そしてしなきゃいけないのは、
彼らの怒りややるせなさをもっと別の表現方法に向かわせることだと思うのだけどどうでしょう。

どうでしょうと言われても、うまくいかない世界。
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by touyokosennouta | 2007-06-21 23:56 | 映画

みんけんを説明する

ちょっと前だけど「THE 有頂天ホテル」という映画を見ました。
内容なんだけど、これがなかなか説明するのが難しい。ひとつのホテルを舞台にいろんなとこでいろんなハプニングが起きて、それが微妙に繋がったりして、それを外側から見れるのは実際この映画を見ている人だけで、やってる本人たちはテンパったり、焦ったりしてるんだけど、それを外から見ることで喜劇を見てるように笑えてくる。出演人も豪華!
ということなんだけど、やっぱり内容を説明するのが難しい。

これって何かに似てるなってついさっき思って、そしたら「あぁこれはみんけんだな」って思ったり。
ひとつのサークルを舞台にいろんな部でいろんな計画が出来たり、まあハプニングもあったりして、それが活動を通して繋がったりする。たぶん外から見たら喜劇に見える。中からでも喜劇に見えるときがある。いろんな人がいて、付き合ってくなかでそのひとがどんな人か分かってくる。飲み会で本性を発揮したりしながら。映画の中では役所広司役の副支配人が主役だけど、一人一人がこの喜劇(サークル)の主役だと思う。
こっから先はちょっとネタばれなので、この映画今度見るぞとか言う人は読まないほうがいいかもしれないです(反転させると読めます)。
この映画は最後に「お帰りなさいませ」というセリフで幕を閉じる。ホテルだから当然いろんなお客さんが出て行き、また入ってくる。でもそのお客さん一人一人が家族であり、だから「いらっしゃいませ」ではなく「お帰りなさいませ」で迎えるそうである。このサークルもそうだ。いろんな人が出たり入ったりする。そしてもうすぐ旧四年生は出て行くことになる。で何かの機会で立ち寄ったときに「お帰りなさいませ」なんて言われたい、とは思わないけど、まぁそんな気持ちで迎えてほしいかな、とはちょっと思ったり。書いてて恥ずかしくなってきたのでこの話はこのへんで。

とにかく、誰かに「みんけんてどんなサークルですか?」って聞かれたら「有頂天ホテルみたいなサークルですよ」って答えたらいいかもしれない。面接とかで。余計わかりにくくなりそうだけど(笑)
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by touyokosennouta | 2006-01-25 13:12 | 映画
今期の試験終了!ということで何か書こうと思います(さすが4年生?今期は4つしか授業とってなくて、しかも一個レポートきってしまいました。でも全部取れてたら卒業単位を満たしている、はず)。
最近ツタヤで借りた映画について。

一本目は『不滅の恋』という作品。
この映画はレポートを書くための資料として借りました。なんで恋愛ものなんて?と思われるかもしれないが、実はベートーヴェンは生涯を描いた作品なのです。
ベートーヴェンの遺書として残された手紙には、不滅の恋人へ自分の全ての財産を譲ると書かれていた。しかし名前は書いておらず、誰宛なのか分からない。この不滅の恋人が誰であるかを確かめるため、弟子のシンドラーが生前ベートーヴェンが関わった女性に会いに行きながら、ベートーヴェンの人生を回想していくという話。
耳の聞こえなくなった彼が第九のコンサートに赴き、そこで過去を回想(回想シーンの中のベートーヴェンが自分の過去を回想している。ややこしいなぁ・・・。)しだす。若かりしベートーヴェンが父親の暴力から逃れ、湖のその体を浮かす。湖面に写る無数の星々。カメラが遠ざかっていき、まるでベートーヴェンが宇宙に浮かんでいるかのように描かれる。そしてカメラが極限まで遠ざかると、彼もやがて星屑のひとつになってしまう。このシーンは第九の最も盛り上がる(と自分では思っている)所がBGMで流れ、それがすばらしいシーンを演出している、というよりはこの音楽自体が宇宙を表しているのだ。とにかく名場面である。

ちなみに結局俺はベートーヴェンについてのレポートは書かず、ヴァーグナーについて書きました。噂のトリスタン和声(Fを基音にDis、Gis、Hを重ねた和音らしいです)を作り出した人です。理由は書きやすかったからというしょうもないものなんだけど。

もう一本は・・・(また長くなりそうな気がしてきたけど、この記事を読んでる人は頑張って読んでください)・・・『遠い空の向こうに』です。
そこで生まれたものは炭鉱夫になるのが常識だと考えられていた炭鉱の街で、はるか宇宙を夢見て、ロケット作りをはじめる青年たちの話。しだいに街の住人は彼らを応援しだすのだが、主人公の父親だけは反対し通す。さまざまな困難を乗り越えながらやがて何kmも飛ぶロケットを作り出す。そのとき父親と主人公が・・・。おっとこの先は言えねぇ。でもこのシーンで不覚にも涙が流れました。
良いことの次に必ず悪いことが起き、そしてまた良いことが起きる・・・という話の展開や、ベタな感じが嫌いな人は、なんだかなぁって思うかもしれないけど、俺はどっちかというとベタな展開が好きなので、見事に感動の渦に巻き込まれました。あぁ、なんでもっと若いときに見ておかなかったんだろ?って思える作品です。もちろん今からでも遅くはない、まだ見たことのない人は見たほうがいいです。
その時代は何か秀でた才能があったり、何か賞を取り、奨学金をもらわないと大学にいけなかったというのも少し考えさせられるものがありました。今は大学には誰でも行こうと思えばいける時代だと思うから、恵まれてるといえば恵まれてるんだけど、その分意地でも上に這い上がろうとかこの街を出て自分の夢を勝ち得ようとか、そういうものすごく自分たちを追い込むものってのがないなぁとも思ってしまいます。それは幸福なのか?科学と頭脳の発達は、本能と理想の追求へ向かわせるエネルギーを衰退させてしまっているのではないか?そんな気がしてならないのだが。

それはさておき、何が言いたかったかというと、この2作品とも事実をもとに作られたものなんだよね。もちろん創作作品においても人間性を飛び出したわけのわからないもの(こういうのを実のところシュールというんだそうだけど。ただわけのわからないものと言うとちょっと意味は違っちゃうけど。人間に直接の影響ではなく、潜在意識に訴えるようなものを目指したのがシュールレアリスムだそうです、簡単に言うと)というのはほとんどなく、われわれの延長上を描いた作品がほとんどなんだけど、事実をもとに描かれたこの2作品は、創作物に引けをとっていない、というかそれ以上の面白さがある、と感じた(もちろん誇張されてはいるのだろうけど)。
事実というのは想像では生み出しえない偶然の連続である(でもちょっと前まで未来を作り出せるのは想像だけだ、と考えていました。いや、今でも考えているかな)。もちろん今日は何も起こらなかったなあと感じる日もあるだろう。でもそれは自分にとって大きな出来事があるための布石、というかちっちゃな出来事があるから大きな出来事が自分にとって大きなものだと感じられるわけで、それが人生を面白くさせてるわけで。でもってそれはどんな物語よりも面白くなりうるわけですよ。しかも事実に基づくってことは共感の度合いが作り物よりも数段上なんだよね、きっと。こんなに頑張ってる人がいるんだから俺も頑張れるとか、逆にこんなに不幸な人がいるなら俺なんてまだましかな、なんて思えたりして。

まあそんなこんなで2つともおすすめです。
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by touyokosennouta | 2005-07-26 20:57 | 映画